今年も面白かったWFC2022の大会写真がIFFのFlickr❏で公開されています。
過去の大会も含めると、約12万枚の写真が格納されています。
とても全てを見てはいられないので、テーマを決めて、気になった写真を紹介してみようと思います。
今回は『国歌斉唱中はどんなスタイルを取る?』というテーマに焦点を当て写真をいくつかピックアップしてみました。
1.アメリカ代表の場合
私の中で、”国歌斉唱”というワードで連想する国の一つはアメリカ合衆国。NFLやMLBなどでは国歌斉唱中に花火まであがってますし、モチベーションを高めるポージングにメロディーは国歌最強クラスかと思います。
上部写真は、女子WFC2021と男子WFC2020。アメリカ代表の国会斉唱時は写真の通り必ず胸に手を置く動作が様々なスポーツ等で有名。さらにスティックを床に置いています。性別や世代が異なっていても、同じスタイルで国歌斉唱を迎えているようです。
上部写真は、U19アメリカ代表の写真。このポージングはチームルールではなく、アメリカの文化・習慣の表れと思われます。(アメリカの公式行事で読まれる宣誓文を聞く・読む際には、この動作を必ず行うように小さい頃から学校で教育を受けるとのこと)
2.スウェーデン代表
一方、世界王者スウェーデン男子代表は、超・自然体です。どんな試合でも隣と肩を組みませんし、スティックは各自が自由に所持したままの状態です。特定のチームルールは定めずリラックスしたスタイルで常に臨んでいます。
こちらの動画は、2019年U19WFC の決勝戦。当時U19の代表だった、次世代スターのマルテ・ルンドマルク(Malte Lundmark)とエミル・ルード(Emil Ruud)がリラックス(?)しながら国歌斉唱に臨んでいる様子も見られます。
3.フィンランド代表
フィンランド男子代表の特徴は、ここ一番の試合でのみ、全員がスティックを床に置き、肩を組みます。
具体的にはWFC2020の準決勝・決勝(チェコ、スウェーデン戦)やWFC2018の決勝(スウェーデン戦)など。その他試合では、自然体のスタイルで国歌斉唱に臨んでいます。
しかし今回2022年WFCでは準決勝スウェーデン戦・決勝スイス戦ともに自然体の構えでした。キャプテンがニコ・サロ(NicoSaro)からランミネン(Lamminen)に変わった影響などもあるかもしれません。
4.フィンランド女子U19代表
フィンランドのU19代表は、2008年以降のすべて国際試合で、同じ国歌斉唱スタイルを貫いています。
左手は隣の肩へ置き、右手でスティックを握る。ブレードは足元から一定の距離離れた位置に置く。
統一感フェチの私としては、スタイルの継続性も含め、一番美しいと思う。
5.スロバキア代表
WFC2022のスロバキア代表。今回のWFCでは7位でした。国歌斉唱スタイルの多くは自然体のスタイルを取っていますが、とある試合では急に肩を掴んだりと、あまり統一感はありません。
そしてこちらは2年前の2020年WFCスロバキア代表。統一感フェチの私としては、お手本のような整列失敗に見える。
6.スイス代表
母国開催となったWFC2022では、予選でフィンランドを破るなど大きなワクワクを与えてくれたスイス代表。
スイス代表の国歌斉唱スタイルも長年変わらず、スティックを保持したまま、腰の後ろで両手を組み、胸を張る。
ホームスタジアムでの国歌斉唱は圧巻。
とりあえずここまで6カ国だけでも、多くの違いが発見できます。皆様も、各国の様々な違いを発見しておくと、世界大会観戦時のちょっとした変化も楽しめるかも知れません。
次回は日本代表を含めたアジア諸国についても作成してみたいです。
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