はじめに
先月行われた女子フロアボール世界大会アジア予選では、見事優勝を果たし世界大会への出場権を獲得した日本チーム。当サイトでも、大会直前には代表選手のインタビューを行わせていただきました。
今回は、その代表選手として活躍された清水まひろ選手に、12月のWFCに向けてのお話や、挑戦中のスウェーデンリーグについてなど、色々なお話をお伺いさせていただきました。
全3回掲載予定の第1弾となります。
世界大会でも歴史に残る結果を
-先月は大会お疲れ様でした!身体のケアはできましたか?
ありがとうございます!日本に帰ってきて美味しいご飯を食べて、リラックスできました!
-日本にはどれくらい滞在できるのでしょうか??
9月ごろまで日本に滞在予定で、来シーズンに合わせてスウェーデンに戻りたいと考えています!
-期間がありますが、それまで練習はどちらのチームで?
練習は小学生の頃から所属している地元チームのすみよしで、ありがたいことに毎週練習できています。
いろいろなクラブの練習にも参加させていただき、練習の環境を整えています。いつも快く練習の参加を許可してくださるクラブの方々には感謝しています!
–スウェーデン挑戦についてお話をお伺いする前に、改めてアジア予選を振り返るといかがでしょうか?
アジア大会は何が起こるか分からない、難しく面白い大会だなと改めて思いました。
チームとして優勝と世界選手権への出場権獲得という目標を達成できましたが、色々学ぶことがありました。特に、若い選手が多いからこそ、プラスへの勢いもマイナスへの勢いもついてしまうものなんだということを大会期間中に感じました。
もっと日本代表チームとして出来ることはありましたし、まだまだ強くないなと実感しました。これは次の世界大会に向けて成長できるということでもあるので、強いチームにしたいですし、期待してほしいです。
–個人として感じたことは?
個人としても、ぶれない気持ちの強さをつけなければいけないなと思いました。
スポーツ選手として、プレーだけでなく、気持ちの面でも鍛えなければいけません。今大会は自分で自分を追い込んでしまった時、声をかけてくれたチームメイトのおかげで切り替えることができました。そんな存在、チームには感謝しています!
12月までにフィジカルトレーニングだけでなく、メンタルトレーニングも取り入れたいです。
-WFC2023の代表選手公募もありましたが、意気込みや、本戦に向けて必要なことは?
自分たちで掴み取った世界選手権への出場権です。絶対に無駄にはしたくないし、世界大会でも歴史に残る結果を残したいです。12月まで練習する時間はたくさんあるので、みんなと気持ちを上げながら練習に臨んでいきます。
選手としては一人ひとり、頭で考えることのレベルアップが必要と感じています。例えば、なぜ味方がこの動き方をしているんだろう、とかなぜここにパスを要求したんだろう、とかここまで考えられるようになるともっといいのかなと思います。
今回のアジア予選では、練習場所の確保や練習相手など、たくさんの方にご協力していただきました。世界大会もみなさんにご協力をお願いしたいです。
–初代表(WFC2017)の気持ちは覚えてますか?
初めての代表活動は、正直…あまり覚えていません。ただひたすら全力でプレーしていたと思います。
世界大会ではどうしても結果を残したくて、ずっとマンオブを取ることを考えていたし、そのことをよく言っていたと思います。結果としては取れませんでしたが、そのくらい貪欲にしつこいくらいの気持ちを持っていたことは、今ではよかったなと思っています。
-日本代表チームに参加して得られることは?
なによりも国を背負って戦うことはとても誇らしく素晴らしいことです。それは日本代表としてプレーした人しか感じることのできない気持ちです。
私は日本代表になることが夢でしたが、日本代表になってからは、海外でプレーしたい夢ができたり、目標や追いつきたい存在の人ができたり…。代表活動を通じて、常に自分が前を向いて、成長したいな、と思わせてくれます。
フロアボールのプレー面はもちろんですが、それ以外にも得られたことがたくさんありますね!
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