記事作成：2023.1.29
初戦のニュージーランド戦まで、後2日。皆様応援のご準備はいかがでしょうか？
今回、タイ出発前にお話をお伺いさせて頂きました、伊川監督のインタビュー記事を掲載させていただきます。
今大会に向ける意気込みを、ぜひご覧ください。
ー大会を目前に控えた率直なお気持ちをお聞かせください。
伊川監督：楽しみですね。不安がないといった噓になりますが、選手たちがその不安を一掃するプレーを見せてくれると思います。
ー まずはズバリ今大会の目標を教えてください。
伊川監督：アジア予選を1位で通過することです。そのために一戦一戦をしっかりと戦い勝ち切っていきたいと思います。
ー2021年は日本で開催予定だったアジア予選が中止に。約3年ぶりの国際大会となる今大会にかける思いは。
伊川監督：あの状況下で開催中止は仕方のないことでしたが、初の東京での開催、初の女子の国際大会を予定していたので残念でした。
女子日本代表に関しては2019年大会のいい流れを継続していきたかったので、それが途切れてしまったのは悔やまれますが、今大会でしっかりとまた流れを作っていければと思っています。
ー昨年6月には男子アジア予選が行われ、残念ながら7位という結果に。アジア各国のレベルアップについては。
伊川監督：残念な結果でしたが、代表チームの練習環境等がなかなか整わない中で選手たちは全力で戦ってくれました。ですが、タイ、フィリピンはほとんどが欧州組でしたし、国内組が中心の日本にとっては厳しい予選でした。
(アジア各国は)海外組によってのレベルアップが国内へ還元されれば本当の意味でのレベルアップだと思いますが、予選通過のためのレベルアップでしかないのではないかと考えています。
ただ今後もその流れは変わらないでしょうから、日本としても考えなければいけない岐路にたっていると思います。色々なことを模索しながらも、まずは日本国内のフロアボールの活性化と環境を整えることをしていかなければいけないですね。
ーチームに対して特に伝えていること、感じてほしい事は。
伊川監督：質問と少し逸れてしまうかもしれませんが、選手には応援したいと思ってもらえる選手になるために日々行動をして下さいと伝えています。
代表として集まる練習の時だけしっかりとやっていればいい訳でなく、所属チームでもどこでも日本代表としての自覚を持った行動を、と。
代表で活動している時間よりも圧倒的にそれ以外の時間が多いので、その中でも今大会に向けてそれぞれが日々過ごす中で何をしていくかが大事になります。
一日一日を大切にし万全の準備をして大会を迎え、日の丸を背負ってチーム一丸となって戦うということの素晴らしさを感じてほしいと思います。
ーキャプテンに対しての期待は。
伊川監督：アジアNo.1の選手ですからね。そんな選手に2019年の世界選手権でキャプテンをお願いしました。
2019年のアジア予選で柴キャプテンが作り上げたチームを引き継いで、素晴らしいキャプテンシーを発揮してくれましたから、それを今大会も継続してもらいたいですし、初代表も含めて若手の選手たちをその背中で引っ張って行って欲しいと思っています。
ー初出場の選手が6名。期待していることについて。
伊川監督：気負わずにおもいっきりプレーしてほしいですね。日本で通用していたことが出来ない方が多いと思います。
そこは口で説明しても体感してみないとわからない部分なので、そこに直面した時にどう考え、成長するか楽しみです。
ー2チームのみが本戦出場権獲得となるがキーポイントは。
伊川監督：初戦のニュージーランド戦ですね。3年ぶりの国際大会ですし、初代表組が多いチームなので初戦の入り方と内容が大事になってくると思います
ー最後に応援いただいている皆様に向けてのメッセージを。
伊川監督：チームが始動して7か月、女子日本代表のために様々な協力をしていただきありがとうございました。
その感謝の気持ちを持って、全力で戦い、結果を残して帰ってきたいと思います。
配信が有料であったり平日の昼間の試合で観戦がなかなか難しいとは思いますが、ぜひ応援をよろしくお願いします。
お言葉にもあった『日本のフロアボールの活性化と環境を整備』。昨今の情勢や、昨年の男子アジア予選の結果などからも、これから大きな転換を迎える必要があるのでしょう。
その中で始まる、女子アジア予選。フロアボール界全体がその結果に注目しております。
日本チームの本戦出場権獲得、心より願っております。
大会まで残りわずか。フロアボールファンの方々、関係者の皆様、是非、伊川監督と日本代表選手への応援をよろしくお願い致します！
本記事に関する内容や、フロアボール競技に関するご質問があれば、お気軽にお問い合せください！
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