記事作成:2023.1.22
早くも第3弾のインタビュー記事となります。
今回取材にご協力いただいたのは、スウェーデンリーグにも挑戦をされている、清水まひろ選手。
実はこのインタビュー企画、清水選手がWFCQについてSNSで発信されていたのをお見かけし、私もなにかしようと思い、最初にご相談させて頂きました。
個人的にはスウェーデンでの経験を根堀葉掘り聞いてみたいのですが、まずはなによりも、本インタビューのテーマ『WFCQ2023に挑む直前の心境』。
海外での試合経験なども踏まえ、どのようなお気持ちで大会に臨まれるのか、お話をお伺いしてまいりました。
インタビューと素朴な質問の二本立てとなっていますので、是非ご覧下さい。
ーお忙しい中、取材へのご協力ありがとうございます!
清水選手:こちらこそ素敵な企画をありがとうございます!
ー大会に向けての率直なお気持ちをお聞かせください!
清水選手:とても緊張しています…今までにないくらい(笑)
ーそうなのですね!?これまで大会には3度出場されていらっしゃったので…
清水選手:いつもアジア予選では上位4チームが世界大会に出場できますが、今回は1位と2位しかいけません。他国チームの結果にもよりますが、6連戦ほぼ負けなしで最終戦を迎えなければいけません。そのプレッシャーがすごく大きいです。
ー チームの雰囲気などはいかがでしょうか?
清水選手:スウェーデンに3ヶ月いたので代表チームと離れていましたが、12月に合流してからは仲間とたくさん会話ができています。メンバー同士で話し合う姿もよく見ます。
今回は若い選手が多く経験値も様々なので、もっと気持ちを合わせていきたいです!
ースウェーデンのお話を頂きました。スウェーデンリーグに挑戦中ですが、現在はどのような状況でしょうか?
清水選手:去年の9月から3ヶ月間スウェーデンにいき、そこでNacka(ナッカ)との契約を結びました。そしてSSL(スウェーデンスーパーリーグ)に日本人初出場することができました。今後は来シーズンに合わせてスウェーデンに戻る予定です!
ー実際にプレーして感じたご自身の手応えと、挑戦前に抱いていたが想像と違う部分などはありますか?私は動画のイメージしか無いもので…
清水選手:想像以上にスピードが速いです!初めてSSLの練習参加した時に感じたことです。
シュートスピードやパススピードはもちろんですが、それ以上にプレスが凄いです。これは動画だと分かりづらいかもしれませんが、対人して驚きました。
スウェーデンではワントラップでもう次のパスを出さなければ詰められてしまうので、判断のスピードも大事ですし…とにかく『速い』です!!(笑)
ーなるほど…。もっとお話をお伺いしたいのですが、あまりにも項目が多いので、是非改めてお話お伺いできないでしょうか?例えば、どのようにして契約に至ったのか、そこにいたるまでの流れや、ご自身の決断…。
清水選手:取材OKです!!
ーありがとうございます!また調整させて下さい!
ー それでは、海外経験なども踏まえ、今大会チームとしてご自身の役割をどのように感じていますか?
清水選手:スウェーデンで私が成長したと思うところはボディコンタクトとフォアチェックです。今女子日本代表の中で誰よりも自信があることです!
目立ちづらいかもしれませんが、ディフェンスでのシュートブロックや負けないチェックは盛り上がります!ボールへの執着心を出してチームを鼓舞できると思っています。
しかし、私はFWなので…(笑)やはり私の仕事は点を取ることなので、それを心の中に強く思って試合に臨みます。
ーありがとうございます!あらためて、チーム・個人目標と、今大会をどのような大会にしたいですか?
清水選手:目標は優勝です。今回は3年ぶりに女子日本代表が出場するということで、とても大事な大会だと思っています。
また、厳しいコロナ禍を乗り越えた日本のフロアボール界をもっと盛り上げるためにも、優勝し世界大会出場権を獲得します。
私自身の目標ですが、個人スポンサー活動で海外の人と交流したり、スウェーデンに行ったり、自分の存在を知ってもらえる機会が増えました。今までよりも私というプレーヤー、日本というチームを色んな人に見てもらえると思います。
注目度が高まった中で、まずは日本人らしく礼儀正しく謙虚なプレーを心がけます。そして今期から所属したスウェーデンのクラブに契約して良かったと思われるように、目に見える形で結果を残せるかどうかがこれからのフロアボール人生に大きく関わってくると思います。
よく走る、点を取る、勝つ、世界大会に行く、これが目標です。
ー目標達成のためにキーポイントを挙げるとすればどんなところでしょうか?
清水選手:今回は私も含め若い選手が多いです。そのためプレーの良い悪いの波をどれだけ少なくできるかが大事だと思います。
また、3年ぶりということもあって他国がどのくらいのレベルなのか想像ができません。相手に飲み込まれないように自分たちのペースでプレーすることがキーポイントだと思います。
ー沢山ご回答いただき、ありがとうございます!最後に、応援してくれる方々に向けてメッセージをお願いします!
清水選手:今回は3年ぶりの女子日本代表の大会です。コロナウイルスの影響で練習ができなかったり、仲間に会えなかったり、日本のフロアボール界も辛い思いをしたと思います。
でも、今回の大会でまた皆さんのフロアボールを熱くします!
応援よろしくお願いします!
夢を追いかけ、念願のSSLの舞台で戦う清水選手。
20歳という若さで世界に挑むその姿は、更に次の世代にとっての道標だと思います。
当然、簡単なことではないと思いますが、海外で活躍されている選手達は、今後の日本フロアボールを大きく変える可能性を持った宝物のような存在だと感じます。
今大会でのご活躍も、心より願っています。
さて、大会まで残りわずか。フロアボールファンの方々、関係者の皆様、是非、清水選手と日本代表選手への応援をよろしくお願い致します!
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本記事に関する内容や、フロアボール競技に関するご質問があれば、お気軽にお問い合せください!
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