【基礎情報】国際大会を整理したい(組織図風にみてみる)

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2023/9/6 男子アジア予選/開催地等について追記

はじめに

日本連盟のサイトを覗いてみると、新たな大会開催のお知らせと募集がなされていました。

この大会は一体なんだろうと思いながら、そもそもコロナ後で、さまざまな国際大会が開催・再計画されている昨今の状況。

今一度、自身の頭の整理をするために、現状の大会予定その他諸々を整理する記事を作成しました。

主催団体で見る国際大会の全体像

色々と端折っていますので、ご指摘あれば是非!

現状の大会予定を整理するために、それぞれの大会の距離感というか、どの組織と繋がっているかを把握するべく、参考図表を作成しました。

IFFの行動計画にもあるように、ここ10年ほどの動きとして、フロアボールを世界へ広め、発展させるために、さまざまなマルチスポーツイベントへの参加を行っています。

WFC世界大会を開催しようがそれは内輪のイベントですので、国際的な認知を得るためには、世界の主要なスポーツ団体への承認を得て、イベントへ参加することは必要なプロセスだと思います。

そういった意味で、少し話はずれますが、近年開催されていない大学選手権も、多額な参加費用がかかるようになったことはご承知でしょうが、国際的な取り組みへのチャレンジということで、少し意図がわかるような気がします。失敗はしていますが。

一つのゴールは、夏季・冬季オリンピックへの参加となります。ARISF/GAISFに登録があるところ、マルチスポーツへ参加・露出・成功を続けていって、なんとか実現してほしいところです。

今年度に予定・実行されている大会は?

今年度、日本やアジア地区が関わる国際大会を軽く整理すると、以下の6つになりそうです。

※2023/9/6画像差し替え/アジア予選日付等

日本式で、4月からの年度設定にしてます

8月【オープン大会】済州Open2023

国際大会というよりは”地域大会”に近いですが、各国で様々な規模感・カテゴリの大会が開催されているなかで、日本選手が何度も参加しているのは、SG OPENとこのチェジュオープンの2大会。

Jeju Open(通称:チェジュオープン/済州OPEN)は、済州島協会と韓国協会が、スポーツ振興と地域経済活性化のため共同で企画し2015年からスタートした大会で、本年で7回目を迎えます。

国籍等は関係なく自由にチーム編成が可能です。本年も日本選手が有志で集まり参加するようで、チームリストも公開されています。

韓国協会HPより

過去にはスウェーデンのチームも参加するなどしていた大会です。今年は、韓国、シンガポール、フィリピン、中国等のクラブ・選手が集まり優勝を争います。

※台風が近づいているようで、予定通り開催できるかどうか検討がなされているようです。

9月【AOFC】クラブチャンピオンシップ2023

日本フロアボール連盟のHPで募集がなされた大会です。

本年から、AOFC(アジア・オセアニアフロアボール連合)主催で、クラブチーム単位の新たな大会フォーマットが作成されました。

AOFCの公式HPは更新が遅滞しているため、詳しいアナウンスがなく規模感などもわかりませんが、一部の国の連盟SNSで、出場表明が徐々になされています。

第一感では、ヨーロッパ上位4カ国のクラブチャンピオンが戦うチャンピオンズカップや、ユーロフロアボールカップに対抗して、アジアでも同様に行おうとAOFCが仕掛けたものと思われます。

フィリピン連盟のInstagram

将来的には、アジアチャンピオンズカップ優勝国や、各大陸の優勝国が集まる、クラブワールドカップのようなフォーマットへ発展させたいのでしょうか??

なお、会場となるオルドス市をグーグル検索してしまうと、ゴーストタウン関連の昔の記事が上位に並びネガティブな印象を受けやすいですが、Baiduで調べると今現在のオルドス市を知れるのでそちらが良いかと。この8月には、第15回 内モンゴル自治区大会の会場にもなりました。

第15回内モンゴル自治区大会 Baidu百度より
第15回内モンゴル自治区大会開幕 Baidu百度より

10月【AOFC】AOFC CUP2023

IFF HPより

いわゆるアジア大会といえばAOFC CUP。アジア、オセアニアの各国代表が出場し、優勝を争っています。

古くは、APACなどの名称で、日本も数多くの大会に出場していました。

年度分類開催国優勝国
2023男子シンガポール
2022女子シンガポール
シンガポール
コロナ禍で中断
2019男子フィリピン
シンガポール
2018女子シンガポール
シンガポール
2017男子タイ
タイ

コロナの影響による中断をはさみつつも、昨年から女子大会が復活。

今年10月には、4年ぶりとなる男子のアジア大会が開催予定で、出場チームリストが上がっています。

AOFC CUP2023 出場国

タイ

シンガポール

シンガポールU19

マレーシア

イラン

韓国

フィリピン

ニュージーランド

大会のレベル感としては、WFCの予選などではないため、ベストメンバーが揃う印象ではありませんが、今回は翌年2月の男子WFCQ2024予選に向けた前哨戦としても、各国の準備度合いがうかがえるところでしょうか。

残念ながら、今回のアジア大会で日本代表チームの出場は予定されていません。直近の出場は2018年の女子大会で、3位の成績を収めています。

12月【IFF】WFC2023(女子)

本年2月のアジア予選で優勝した日本は、本大会となるWFC2023への出場が予定されております。

現在は日本代表選手の選考中とのことで、結果が出次第、当サイトでも取り上げていきたいと思います。

◆WFC2023日本の試合予定

日時対戦国
2023/12/3㈰
日本時間13:00

デンマーク
<世界ランク10位>
2023/12/4㈪
日本時間12:00

アメリカ
<世界ランク14位>
2023/12/5(火)
日本時間13:00

エストニア
<世界ランク15位>

2月【OCA】第6回アジアインドア&マーシャルアーツゲームズ

アジアインドア&マーシャルアーツゲームズ(略称:AIMAG)は、アジアオリンピック評議会(OCA)が主催する室内競技の国際大会のひとつ。

今回で第6回目の開催となりますが、フロアボールは今回初めて採用されました。アジアで男女8チームずつの出場が予定されています。日本の参加の予定はなさそうですが、参加資格は有しているはず。

公益財団法人日本オリンピック委員会 HPより

元々は2021年に開催が予定されていたものの、コロナでの2度の延期を経て今年の11月に変更後、開催地となるタイ国内での政権交代の影響により、予算編成・資金調達の遅れで3度めの延長がなされ、翌年2月24日から開催が調整されているものです。

2月➤5月【IFF】WFCQ2024(男子)

IFF HPより/WFC2024ロゴ

※2023/9/6追記

IFFのHPが更新されました。

①アジア予選の開催地はフィリピンのマニラ

開催日が、5月21日~5月25日になった(AIMAGが2月開催ため、アジア予選のみ5月へと変更)

とのこと。

翌年1月末から2月初旬にかけては、男子のWFCQ2024が開催されます。

日程は1/31-2/4ですが、開催地は決まっていません。

こちら日本代表候補リストも公開されてませんので、見えないことだらけですが、前回大会の雪辱を果たしてほしいところ。

終わりに

今回は、日本フロアボール連盟が掲載された大会案内に反応して、少々見づらいですが、国際大会の”距離感”のようなものを整理しました。

結局、クラブチャンピオンシップ2023はよくわかっていないので、色々と調査してみたいと思います。

そして、いわゆる『オリンピック』への参加までの距離は、現在どれくらいあるのでしょうか?

IFFの総会議事録などを覗くと、面白い記載があるので、これまた記事にしてみたいですね。

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